このゲームは最大4人の冒険者でパーティを組み、エーテリアの街にあるダンジョンに挑戦することになります。ダンジョン内は危険な魔物が潜んでいます。魔物を撃退するためには、接近戦が得意な者や強力な攻撃呪文が使える者が必要です。また、傷ついた仲間を治療するために回復呪文を使える者も必要です。さらに、魔物が落とす宝箱の罠を解除できる者が必要です。戦士、盗賊、僧侶、魔術師の4つの基本職で構成されるパーティはバランスが良く、ダンジョン探索を効率的に進めることができます。特に、はじめてプレイする方におすすめのパーティ構成です。
ゲーム開始時に予め4人の冒険者が登録されています。戦士のアレックス、僧侶のザハール、盗賊のレイチェル、魔術師のエリックです。手っ取り早くゲームを始めたい方や、ゲームのコツをつかみたい方は、まずは彼らを使ってみると良いでしょう。
これら基本職の他、聖騎士、侍、忍者、賢者の4つの上級職があります。「聖騎士」と「侍」は、戦士並みの接近戦闘能力を持ちながら、呪文も唱えることができます。聖騎士は僧侶の呪文、侍は魔術師の呪文を唱えることができます。「忍者」も接近戦を得意としていますが、さらに、鍵開けなどの得意技も併せ持っています。賢者は、僧侶と魔術師の2種類の呪文とも習得できます。十分に成長すれば基本職のみのパーティよりも戦闘や探索が楽になります。しかし、これらの上級職は成長が遅いという欠点があります。最初から上級職のみでパーティを構成することは、あまりお勧めできません。
パーティ編成において、一部の基本職を上級職に置き換えても良いでしょう。例えば、戦士の代わりに聖騎士を加えることは、生存率を高める上で有効な戦略です。聖騎士は、接近戦においては戦士よりも豪快さにかけますが、対アンデッド戦など特定の状況下では戦士より活躍することがあります。聖騎士が習得したライトヒールの呪文(軽い傷を回復する呪文)によって、九死に一生を得ることもあるかもしれません。また、こちらはあまり初心者向きではありませんが、盗賊の代わりに忍者を入れてみるのも面白いかもしれません。忍者は、罠解除能力が盗賊よりも若干劣るため、時々罠を作動させてしまうかもしれません。一方で、特殊なスキルを持った忍者は、敵を瞬殺したり、敵の攻撃を回避できるため、戦闘時の絶望的な状況で活路を切り開くことができるかもしれません。
各職業の特徴
各職業の特徴をまとめると以下のようになります。
戦士
接近戦において優れた能力を持つ。体力も高く、強力な武器や防具を装備できる。呪文は使えない
盗賊
扉の鍵や宝箱の罠を解除する能力を持つ。また、アイテム鑑定能力を持つ。物陰から攻撃する戦闘スキルを習得できる
僧侶
神聖な力を利用して、回復や防御の呪文を唱えることができる。接近戦能力は高くはない
魔術師
高い威力を持つ攻撃魔法を得意とする。体力が低く、重い武器や鎧は身に付けられない
聖騎士
接近戦に優れ、さらに僧侶の呪文も使用できる。悪魔や死霊に有効な接近戦スキルを習得できる
侍
剣術に優れ、敵を一撃で仕留めるスキルを習得できる。さらに、魔術師の呪文も使用できる
忍者
特殊な武器と多くの戦闘スキルを使いこなす戦闘の達人。鍵や罠の解除能力やアイテム鑑定のスキルも習得できる
賢者
僧侶の呪文と魔術師の呪文の両方を習得できる。アイテム鑑定能力も有する
職業ごとの最低能力値
各職業につくために必要な最低能力値は以下のように決められています。
力 | 知性 | 信仰心 | 器用さ | 素早さ | 幸運 | |
戦士 | 12 | 8 | 8 | 8 | 8 | 8 |
盗賊 | 8 | 8 | 8 | 12 | 8 | 10 |
僧侶 | 8 | 8 | 12 | 8 | 8 | 8 |
魔術師 | 8 | 12 | 8 | 8 | 8 | 8 |
聖騎士 | 12 | 8 | 12 | 8 | 8 | 8 |
侍 | 12 | 10 | 8 | 10 | 8 | 8 |
忍者 | 8 | 8 | 8 | 14 | 12 | 8 |
賢者 | 8 | 12 | 12 | 8 | 8 | 8 |
冒険者登録所で新規に冒険者を作成するときは、最初にすべての能力値に対し、最低値の8が割り当てられています。さらにランダムで決定されるボーナスポイントが与えらえます。つきたい職業を選択した時点で、その職業につくために必要な最低能力値を満たすまでボーナスポイントが引かれます。残ったボーナスポイントは、どの能力値にも自由に割り当てることができます。また、ある職業についている冒険者が、別の職業の必要最低能力値を満たしている場合、いつでも訓練場で転職できます。ただし、新しい職業につくと、レベルは1に戻り、それまで獲得していた能力値もすべてリセットされ、新しい職業に必要な最低能力値まで引き下げられます。転職は良く考えてから行いましょう。