ここでは、戦闘で生き抜くために、戦闘と武器に関する基礎知識を説明します。このゲームの戦闘では、パーティメンバーのフォーメーションとして前衛と後衛の区別があります。4人パーティの場合、前二人が前衛、後ろ二人が後衛となります。敵も同様です。
武器にはそれぞれ攻撃範囲が設定されています。大きく分けて、近距離武器、中距離武器、遠距離武器という3種類があります。
近距離武器は、接近戦専用武器です。片手持ち剣、ダガー、メイスなどの多くの武器が近距離武器となります。近距離武器で敵を攻撃するためには、前衛である必要があります。また、敵の前衛のみ攻撃できます。近距離武器は方手持ちであるため、もう一方の手に盾を装備することができます（ただし、盾を装備できない職業、軽い盾しか扱えない職業もあります）。
中距離武器は、槍、クォータースタッフなどの長い杖、クレイモアなどの両手持ち大型剣など、全長が長い武器です。攻撃範囲は近距離武器よりも広く、前衛が装備している場合は、敵の前衛だけでなく、後衛にも攻撃できます。また、後衛からも攻撃ができ、その場合、敵の前衛を攻撃できます。
遠距離武器は、スリング、弓、手裏剣など、投げて使う武器です。最も攻撃範囲が広く、パーティのどの位置からも、すべての敵を攻撃できます。
後衛メンバーに中距離武器や遠距離武器を持たせることで、攻撃に参加させることができます。街の武器屋で買える、クォータースタッフは、僧侶や魔術師でも使える中距離武器です。また、スリングは、力の弱い魔術師でも使える遠距離武器です。
これら直接攻撃と攻撃範囲の関係は、味方のパーティだけでなく、敵に対しても当てはまります。ゴブリンは、短い剣を振り回し、接近戦を仕掛けてくるため、味方の前衛を攻撃してきます。一方で、岩の巨人などの大型の魔物は、こちらの前衛を飛び越えて、後衛に襲いかかってくることがあります。吹き矢などを隠し持つ小人などは、後衛位置からも遠距離攻撃をしてきます。
このように武器による攻撃範囲の違い、敵の攻撃パターンの違いを理解することで、序盤のパーティの生存率を上げることができます。
